テニスと映画とスコーネを満喫した一日

このところお目当てのヤマセミにも会えず、相棒 916 Spider も調子が良くてブログにアップするネタもないので先週木曜日の日記を載せることにします。

午前中 テニスを楽しみ、シャワーで汗を流してビールとパスタの昼食を済ませ、池袋の名画座 “新文芸座” で上映されていた “わたしは、ダニエル・ブレイク” と “おとなの事情” の2本立てを観てきました。

0824_1 映画


“わたしは、ダニエル・ブレイク” は、80才を迎え引退を表明していた英国のケン・ローチ監督が、「生きるためにもがき苦しむ人々の普遍的な話を作りたいと思いました。死に物狂いで助けを求めている人々に国家がどれほどの関心を持って援助しているか、いかに官僚的な手続きを利用しているか。そこには、明らかな残忍性が見て取れます。これに対する怒りが、本作を作るモチベーションとなりました。」と、引退を撤回して撮った作品。そして出来上がった今作はカンヌ国際映画祭で2度目のパルムドールを受賞する快挙を成し遂げました。


主人公のダニエルは59歳。腕のいい大工として働いてきたが、心臓発作を起こして医師から仕事を止められている。職業安定所を訪れ求職者手当の申請をしようとするも、パソコンとは無縁の生活を送っていた彼には申請書に入力することも叶わない。

0824_2 ダニエル


その職安で、面談に遅刻したことで給付金の減額を言い渡され、激しく抗議するケイティという女性と出会う。2人の子どもを抱えたシングルマザーで、つい先日ニューカッスルに移ってきたばかり。困り果てるケイティに、ダニエルは手を差し伸べ、2人はお互いに支えあうようになる

0824_3 ケイティ



イギリス政府の緊縮財政政策を受けて民間に業務委託され、徹底的に無駄を省きオンライン化された福祉システム。 そのことで、救われるべき社会的弱者がますます追いつめられてゆく不条理を痛烈に炙り出してみせるケン・ローチ快心の作品。





もう一本の “おとなの事情” は、月食の夜 イタリアの比較的裕福な階層の中年夫婦の家に、夫の幼馴染の男性3名が奥様同伴で(ただしその中の1人はパートナーが熱を出して参加できず独りで)集って催した食事会で、「お互い知られて困るような秘め事など無いよね!」という話になり、全員がスマホをテーブル上に出し「メールが届いたら全員に見せること」「電話がかかってきたらスピーカーモードで話すこと」というルールの “信頼度確認ゲーム” を始める。

0824_4 大人の事情


てっきり、浮気がバレるなどの不真面目なドタバタ劇が面白おかしく描かれる・・・・と思いきや、ボーイフレンドができた高校生の娘の扱いに悩む母親、夫に内緒で姑を老人ホームに入れようと準備する妻、新婚なのに元カノと浮気して妊娠させていた夫、などのエピソードがテンポ良く展開され、良く構成されたオムニバス映画のようで楽しめました。




映画を観た後は軽く夕食をすませ、いつもの渋谷の Skåne(スコーネ)へ!

木曜日のスタッフはイタリア人の Fulan(フラン)さん。

0824_5 フラン


2週間ほどローマに帰省していた彼女のお土産で、ピスタチオというナッツから作ったイタリアンリキュールを頂きました。

0824_6 ピスタチオ


アルコール度数は 17% ありますが、甘くて口当たりの良いチョコレート味の美味しいお酒で初体験です。

この日も大満足で、終電でのご帰還でした。






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久し振りに 「映画って本当に良いもんですね」 と感じ入った佳作

夏休みに入り、新作はお子様向けばかりで特に観たい映画も無かったので、飯田橋にある名画座 “ギンレイホール“ に足を運びました。


「しゃぼん玉」 と 「愚行録」 の2本立てです。

妻夫木聡と満島ひかりが兄妹を演じる 「愚行録」 も良かったのですが、映画としては 「しゃぼん玉」 に軍配を上げ、星5つ をつけました。

しゃぼん玉 1


平家落人伝説が語り継がれている宮崎県北西部の山深い椎葉村を舞台に、通り魔や強盗傷害を繰り返す無軌道な(林遣都演じる)若者が、逃亡中にたまたま手助けするはめになった(市原悦子演じる)老婆の家にやっかいになり、村人と交流を重ねる内にすさんだ心が徐々に和んでゆき、遂には・・・・・





市原悦子の演技は言うに及ばず、老猟師役の綿引勝彦もベテランの味を出して好演しており、

しゃぼん玉 2




加えて、主人公が 「人生をやり直す」 きっかけにもなる、10年ぶりに村に帰ってきた美和を演じた若手女優の藤井美菜にも好感が持てました。

しゃぼん玉 3







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観応えのあった “沈黙”

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『沈黙』は、江戸時代初期のキリシタン弾圧の渦中に置かれたポルトガル人の司祭を通じて、神と信仰の意義を命題に描いた遠藤周作の歴史小説で、それを『タクシードライバー』『最後の誘惑』などを監督したマーティン・スコセッシが映画化を志してから28年もの歳月を経て完成に漕ぎ着けた作品。


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私自身は神・仏に対する信仰心を持たず、寒風吹きすさぶ駅前で布教パンフレットを配っている方や、昔インドネシアに出張した際に見た、仕事中でも礼拝の時間になると跪いてお祈りをする現地のイスラム教徒、熱心に帰伏を説く新興宗教の信徒などのような宗教心の厚い人達の心の内を理解することはできませんが、この作品の登場人物: “信仰か、人の命か”という極限の選択を迫られ背教の淵に立たされるポルトガル人司祭、家族の前で踏み絵を踏んだことを悔いながらも信仰を捨てられず、つらいことがあると酒に溺れる弱い人間として描かれる窪塚洋介演じるキチジロウ、踏み絵を前にして足を出せずにいる農民(キリシタン)に向かって「形ばかりのことだ! ただ踏みさえすれば死なずに済む。」とのたまう役人を見ていると、今更ながら人の心の豊かさ・貧しさ・清らかさ・卑しさ・欲深さなどが見えてきてとても興味深く観られました。

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ハリウッド映画に登場する日本や日本人のシーンには違和感を覚えることが多いのですが、この映画ではマーティン・スコセッシ監督が遠藤周作の原作をリスペクトして演出しているのと、外国人宣教師以外 日本人のそれも芸達者な俳優が出演していることもあって素直に? 観られました。

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これも “神様の思し召し” ?

7日 前の週からの曇り日の天気予報をあてにしてヤマセミ撮影ドライブを予定していたのに前日になって傘マークに変わってしまったので急遽映画鑑賞に変更し、新宿のシネマカリテで “神様の思し召し” を観てきました。


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リッチなエリート医師がムショ帰りの神父と関わりをもつことで、幸せそうに見えた家族のほころびがあぶり出されるイタリアンコメディ。

腹を抱えて笑いながらも、夫婦の愛・親子関係・幸せとは・・・・etc. について考えさせられる佳作でした。




映画の後はいつものように渋谷の SKÅNE(スコーネ) に!

この日のアテンドはドイツ・ミュンヘン (München) 出身のCarlaさん。 持ち込んだバゲットとフレンチチーズで赤ワインを終電間際まで楽しみました。


ヤマちゃんに会いたくてウズウズしていますが、台風が去っても秋雨前線のせいでぐずついた天気が続いていて出掛けるのが躊躇われます。




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2本立て 計5時間の映画鑑賞

先週金曜日 飯田橋にある名画座 “ギンレイホール” で、ホーキング博士の半生を描いた 「博士と彼女のセオリー(原題: THE THEORY OF EVERYTHING)、124分」 と、6才の少年とその家族の軌跡を12年に亘って撮り続けた異色作 「6才のボクが大人になるまで。(原題: BOYHOOD)、165分」 を観てきました。



0824_THEORY.jpgホーキング博士については、車椅子の天才物理学者としか知らず、ケンブリッジ大学の大学院在籍中から天才物理学者と将来が嘱望されていたこと、妻となるジェーンと恋に落ちて間もなく難病ALS(筋萎縮性側索硬化症)を発症してしまったこと、それでもジェーンは博士と共に生きることを決心し献身的に彼を支えたこと等々・・・・・この映画で知りました。

それにしてもホーキング博士を演じたエディ・レッドメイン(Eddie Redmayne)の迫真の演技はアカデミー賞主演男優賞受賞も納得できるすごさでしたが、知的で芯の強い女性 ジェーン役のフェリシティ・ジョーンズ(Felicity Jones)も良かった。

















0824_BOYHOOD.jpgポスターに写る6歳の少年メイソンが、キャリアアップのために大学に入学した母に伴われてヒューストンに転居して、アラスカから戻って来た父との再会や母の再婚、義父の暴力、初恋などを経験する思春期を過ごし、やがて大学に入ってアート写真家という将来の夢を見つけ、母親のもとを巣立つてゆく・・・・と言う12年間ものドラマを、殆ど同じキャストで撮り続けたというのだからすごい!

その時の流れを、子役を使ったり、テロップを入れて観客に分からせるのでなく、シームレスにつないでいるので、見ている方は「いつの間にかメイソンが大きくなっている! オリヴィア(母親)が肥ってきてしわが増えている!」と、まるで親戚の家族の成長を見るようにリアルに感じられます。

こんな稀有な手法で作り上げた素晴らしい映画を見せてくれた監督 リチャード・リンクレイター(Richard Linklater)とスタッフに拍手を送りたい。

ネットの映画評でも高評価が多い中 「何も起こらずに165分とは、ある種の拷問のよう。80分で十分。」 とか 「ストーリー的には特にヤマもなく演出も淡々としているのでいかんせん退屈してしまいました。」 などと言う、監督やスタッフを冒涜するような投稿も見受けられ、無性に腹が立ちました。




この2本の映画とも、原題の直訳では通じない、内容を上手くアピールする邦題(への翻訳)の良さに感心します。


やはり映画は、特に 「6才のボクが大人になるまで。」 などは映画館で観るに限る!




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