とても楽しかった「越後屋寄席」 での落語

昨年5月に初めて訪れて以来久し振りに王子まで出向き ”そば処 越後屋” で奇数月第2木曜日に開催されている落語会に行ってきました。

0314_1_越後屋
王子駅から10分足らずの場所で、一度行っているのに道を訪ね歩いてやっと越後屋に到着。 蕎麦屋に隣接した会場に入ると、(前回は20名程度の入りで寂しかったのですが)今回はなんと40名を超える人数で会場が埋められています。














0314_2_酒 肴
会場の入り口で売られている酒 (ビール) と肴 (身欠きにしんとあさりの天麩羅) を持ち込んで着席。 ここの落語会の魅力の一つは、飲み食いしながら落語を聴くことができることです。
















先ず登場したのは “柳家わさび”

0314_3_柳家わさび

ノーテンキな江戸っ子の職人3人が旅先の宿 ”鶴屋善兵衛” で、宿場女郎を買おうとするも2人しかいないと言われ、止む無く年寄りの比丘尼 (尼さん) を ”買う” ことになるが・・・・・という滑稽噺。

歯切れの良い話しっぷりでテンポよく聴かせて貰いました。


二番手は柳家甚語楼。

0314_4_柳家甚五楼

まくらで、同じ旅もののネタがかぶってしまったことを軽妙に言い訳(?)し、語りだしたのが 「ねずみ」。 宿引きの子供に誘われて鼠屋という宿に泊まったものの、そこはとても貧乏で布団も飯もろくになく、腰の立たない主と十二歳の子供の二人だけでやっているという貧しい宿。 聞けば元は向かいの立派な旅籠「虎屋」の主人だったとのこと。 それを聞いた旅人 (左甚五郎) が木片からねずみを彫って置いてゆくと、そのねずみ (の彫刻が見事で) が動き出すと評判を呼び・・・・


0314_5_かわりそば
ここで、中入りとなり越後屋寄席の名物:小振りの変わりそばが出されます。 今回は “さくらそば”。 ほんのりと桜の香りがする上品なそばでした。

















とりは柳家さん生で、演目は 「阿武松(おおのまつ)」。 能登出身で大食いの若者が「阿武松(おおのまつ)」という6代目の名横綱になる噺。

0314_6_柳家さん生

この 「越後屋寄席」 今回でなんと175回目とのこと。 奇数月の第2木曜日開催ということは年6回ですから、もう30年近く続いていることになります。

今回も、始まって間もなく最前列のお客さんからちょっとした突っ込みがあり、柳家わさびが 「私も噺に目一杯で、お客さんのお相手をしている余裕はないのでございます」 と切り返して場内が笑いに包まれるという、なんとも和やかな雰囲気が醸し出される場面がありましたが、こんな高座と客席との一体感がこの 「越後屋寄席」 の魅力です。



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英語落語 (RAKUGO in ENGLISH) を楽しむ

記事のアップが遅れてしまいましたが、今月19日(土) 千代田区一番町にある "いきいきプラザ一番町" の多目的ホールで催された 「第10回東京英語落語会」 に行ってきました。

0519_英語落語_1
野暮用があって開演に間に合わず、入場した時は3人目のオレンジさんの出番が始まっていました。

今回の会場が交通至便の場所だったからか、はたまた東京英語落語会の指南役:桂かい枝師匠がゲスト出演されるからか、定員200人ほどのホールがほぼ埋まっていて何人か立見客もいる盛況ぶりでした。

(クリックすると大きいサイズで見られます。)























0519_英語落語_2

0519_英語落語_3
桂かい枝師匠は、1997年より英語による落語公演をスタートさせ、15カ国93都市(2011年11月現在)で300回を越える公演を成功させているとのこと。

今日の噺の枕で紹介された、海外公演の時に、人を呼ぶシーンで「ヘ~イ」と声を掛けたら観客席から「ハ~イ」と返事が返ってきたという 「落語のような(?)本当の話」、さも有りなんと思われ面白かった。













0519_英語落語_4
出演された東京英語落語会の皆さん、どなたも玄人はだしの噺上手で、外国人観客を含め会場には笑いが沸き、笑顔で満たされていました。


































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「落語+蕎麦」 を楽しむ

5月10日、王子にある蕎麦屋 「無識庵 越後屋」 で開かれた落語会に行ってきました。

0510_越後屋寄席_1
この 『越後屋寄席』、奇数月第二木曜日に開催されるのが恒例となっていて、今回が何と第170回とのこと!

JR王子駅から徒歩8分の場所にある蕎麦屋 "越後屋" の別館2階のお座敷が会場でした。

午後7時の開演前に、お店 (蕎麦屋) の方で身欠きにしんを肴にビールで喉を潤し "かけそば" で腹ごしらえをして裏の寄席の会場に移動!















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先ずは柳家さん生門下の二ツ目柳家わさびで演目は 「松竹梅」。

松五郎、梅吉、竹蔵という三人組が、「名前がめでたい」 と言う理由で出入り先のお店のお嬢さまの婚礼に招かれ、隠居に教わった祝いの口上で肝心の 「長者になーられた」 の文句を思い出せず「亡者になーられた」とやってしまう噺。








0510_越後屋寄席_3
二番手は2006年に真打昇進を果たした3代目柳家甚語楼。

とある質屋の三番蔵に夜な夜なお化けが出るという噂が立ったことから、主人が番頭に様子を探るように言い付けるが、小心な番頭は暇を頂きますと言いだす始末。そこで日頃腕っ節が強いと自慢している出入り職人の熊五郎に助っ人を頼む。所がいざととなると・・・・・

この熊五郎が、二言目には 「右の腕には登り竜、左の腕には下り竜」と眼を剥きながら彫り物を自慢して強がる仕草が出色でした。



0510_越後屋寄席_4
ここで中入りとなり、"さんしょう蕎麦" と "鴨汁" が出されました。

さすが蕎麦の名店としても知られるだけにとても美味しい蕎麦でした。

この蕎麦代込みで2500円の席料は値打ちです。








0510_越後屋寄席_5
とりは、「本物の "さんしょう" でございます」 と中入りで出された "さんしょう蕎麦" に引っかけた絶妙なふりで登場した柳家さん生。

演目は "柳田格之進"。 実直過ぎるが故に重職を解かれ浪人となって貧乏な暮らしをしている格之進、娘に勧められて通い出した碁会所で親しくなった両替商の万屋源兵衛の宅に通って碁を打つようになるが、そこで失くなった50両の金を持ち帰ってしまったのではと番頭に疑われ、「拙者は決して盗んではいないが、疑われるのは自分の不徳」 と、娘が身をを売って作ってくれた50両を 「その50両が出てきた時にはその首を貰い受ける」 ことを約束して番頭に渡す。

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その年の末の大掃除の折、手代が額の裏にあった50両を見つけたことで、源兵衛が 「用足しの際、そこに置いたまま忘れてしまっていた」 ことを思い出す。 店の者総動員で格之進を探すも見つけられなかったのが、番頭が年明けの挨拶回りの途中で、主家に帰参し江戸留守居役に出世した格之進にばったり出会ってしまう。

さて番頭の運命は・・・・?

私の好きな人情噺の一つの熱演が聴けて大満足でした。

「美味しい蕎麦が食べられて、雰囲気のいいお座敷で一流の古典落語が聴かれる」 とあって、この隔月開催の 『越後屋寄席』 は今後の予定の一つになりました。






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落語 「文七元結」 by 柳家花緑

特許翻訳研究会で知り合った方から、青山で "柳家 花緑" の落語会が催されることを教えていただき、16日夕方聴きに行ってきました。

1216_1_青山アイズ
会場のある "青山アイズ" は青山通りから路地を100 m ほど入ったところにある、落語のイメージとは掛け離れたモダンな建物でした。














1216_2_花緑独演会_開演前
開演 20分前に地下の会場に入ると既に半分以上の席が埋まっており、開演時にはほぼ満席でした。

しかも寄席やホールでの落語会に比べ、若い女性客が多いのは意外でした。 花緑さんの人気と、主催者の集客能力の高さが知れます。











1216_3_花緑独演会_出囃子
定時 (7時半) に、驚いたことに出囃子が生演奏され、花緑さんが登場して噺が始まりました。

今日の演目は、新作落語の (春風亭昇太作) 「愛犬チャッピー」 と、中入りを挟んで人情ばなしの傑作 「文七元結(ぶんしちもっとい)」。










腕の立つ職人でありながら博打にのめり込んで借金を重ね、女房に八つ当たりする左官の長兵衛が、一人娘のお久が吉原の妓楼佐野槌に駆け込んで作ってくれた50両を、帰りがけの吾妻橋で、50両を掏られてしまって (と思い込んでいて) 身を投げようとしている大店の手代にほだされて已むなく呉れてしまう。

ところが、手代が無くしたと思っていた 50 両は用事先で碁に夢中になって忘れていたことが分かり、大店の主人ともども長兵衛の住む長屋を探し出して訪れると、夜を徹しての夫婦喧嘩の真っ最中。 大店の主人の計らいで、身受けされて帰ってきたお久と手代が夫婦となり、暖簾分けして貰った店が繁盛するという一席。

1216_4_花緑独演会_茶飲み話
噺の面白さもさることながら、中入りでの花緑さんと、この青山アイズのオーナーでありこの会の仕掛け人でもある本庄さんとの対談で、この花緑さんの独演会が今年4回催され、第1回が 「花緑の芽」、第2回が 「花緑の花」、第3回が 「花緑の実」、そして今回が 「花緑の根」。

つまり、花緑が芽を出し、花を咲かせ、実をつけ、根を張るというなんとも粋で創作力に満ちたネーミングの企画に感心しました。





1216_5_花緑独演会_おまけ
寄席でも、(生演奏であっても) 表に出ることのない出囃子の演奏を見せていただけたのも今回の演出の良い点で、あまりにも着物がお似合いの美女・美男にお願いして写真を撮らせてもらいました。















1216_6_SKANE.jpg
9時40分に落語会が終わった後は、例によって SKÅNE (スコーネ) です。

"青山アイズ" から SKÅNE までは徒歩で10分足らず、この日は忘年会シーズンとあって2次会のお客さんでほぼ満席。 ハワイから東京の大学に留学しているケルシー嬢が頑張っていました。













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英語で落語ナイト in SKÅNE(スコーネ) #2

12日(月)、20数年来通っている渋谷の SKÅNE(スコーネ) で催された "英語落語会" に行ってきました。

2年ほど前に催された時は、"東京英語落語の会" の言わばセミプロの方々と当時の SKÅNE のスタッフだったグリアさんが演じましたが、今回はど素人の SKÅNE スタッフが英語での落語に挑戦しました。

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9時開演でしたが、8時前に SKÅNE に着くと店内はすでに満席状態でした。















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4人の外国人女性 + 海外で育った日本人女性 が、急ごしらえの高座で数分から10分程度演じましたが、皆よく噺をマスターしていて表情豊かに語ってくれ、大いに楽しめました。












0912_スコーネ落語_3


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なかでも、ドイツから来ている女子大生:カトリン (Katrin) とアニー (Anny) は、今月(9月)で1年間の滞在ビザが切れて帰国するので、最後の (?) 日本の思い出になりそうです。












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